2007年04月27日

『まともな人』養老孟司

まともな人 (中公新書)

養老 孟司
中央公論新社 2003


「人の心がわかる心を教養という」

「個性のあるのは身体で、頭にあるのは共通性だ」

「脳の働き(人々が普通には「心」と呼ぶもの)は、個人間の共通性が無い限り、そもそも他人に理解できない。
心とは常に共感を要求する。万人共通のもの、それが心。
心が通うことが大切。
自分だけのものとは、心ではなく身体。
遺伝子の組み合わせが必ず違うから。個人間の共有性が無い。」
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posted by Lily at 12:17| エッセイ・対談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

『悪女入門―ファム・ファタル恋愛論』鹿島 茂



Femme Fatale:恋心を感じた男を破滅させるために、運命が送り届けてきたかのような魅力を持つ女(ラルース大辞典)
誘惑のアーティスト

ファタル:命取り

○ アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』
悲運に耐えようとする健気を装う女
信じたいと願う男の気持ち(=愛)を巧みに操る
宗教家に似ている:どちらも現実よりも幻影を見させる術に長けている
ファム・ファタルに入れあげた男がたどる定番コース
○ ブックレビューへ
posted by Lily at 23:33| 文学研究・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月20日

『星の王子さまの恋愛論』三田 誠

星の王子さまの恋愛論

三田 誠広
日本経済新聞社 2000年


パイロット=42歳のサン=テグジュペリ
王子さま=パイロットの心の中に存在している子供時代の自分、分身
「太陽の王さま」と呼ばれていた、幸せな子供時代

「花って、すごくムジュンしてるんだ。ぼくはまだ幼すぎて、花を愛してやるということがわからなかった」
花=理想化、抽象化された妻の姿

水:きずな
バラに水をやる王子さま
井戸でパイロットから水をもらう王子さま

「星が美しいのは、そこに目に見えない一輪の花が咲いているからだ」
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているからだよ」

→ 本質的なものを求める気持ちが必要、心で見るということ
→ イデアの世界への愛、理想を求める心

<印象>
サン=テグジュペリの生涯に関する詳細な情報
曖昧なまま、論じ切れていない箇所もあり
(王子さまの死や、前書きの“とても大切な友人”に関してなど)
posted by Lily at 17:37| 文学研究・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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