2014年03月20日

『男おひとりさま術』中澤まゆみ

病は気から。落ち込んじゃだめ。

男おひとりさま術

中澤 まゆみ
法研


「いずれはおひとりさまになる、すべての人にも。」


「おひとりさま」と聞くと、イコール女性のことととらえてしまいがち。
「男おひとりさま」と明記された本が珍しく思えます。

著者はこれまで女性向けの「おひとりさま」の本を書いてきたノンフィクション作家。
今回、上野千鶴子著『男おひとりさま道』の実践編として、男性版を手掛けてみたそうです。

結婚前の独身貴族向けの内容かと思ったら、単身高齢者を対象としたものでした。
高齢者ともなると、生涯独身を貫いてきた人だけでなく、妻に先立たれた夫も「おひとりさま」の仲間入り。
ずっと仕事一本で、家事を妻任せにしてきた夫は、そこで自身の生活力のなさに気が付くわけです。

女性の視点から書く内容は、男性が読むとうっとおしいだけだという著者。
まあ、当たっていますね。
そこで150名のおひとりさま男性にアンケートを募り、その結果を元に取材したとのこと。
文面からは、昭和を引っ張ってきた世代の人たちの肉声が伝わってきます。
なかなかリアルでシビアなことも書かれています。

妻がいなくなったあと、どうすればいいのかわからず、無頓着なすさんだ生活を送る夫が非常に多いそうです。
年をとるほど、脳内の「幸せホルモン」のセロトニンが減っていくため、うつ病になりやすいのだとか。
これまで奥さん任せにしてきた自己管理も、これからは必要です。

逆に、妻が倒れて介護生活となった場合も、自分の身の回りのこともできない夫にとってハードルが高すぎる負担となるとのこと。
なにをおいても、元気なうちから一人で生活していけるようにしていくことが肝心ですね。

老いによる体力の衰えは、仕方がないこと。
ただ、気力まで一緒に無くしてしまうのは、避けたいものです。
すべての人に平等に訪れる老後。
それとどうやって向き合っていくかが大切だと、教えてくれる本です。
posted by Lily at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 実用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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