2014年03月22日

『99.9%は仮説 思い込みで判断しないための考え方』竹内薫

飛行機が飛ぶ理論は誰にも証明できていないって!?



"よく「科学的根拠」がないものは無視されたりしますが、それはまったくナンセンスです。 なぜなら、科学はぜんぶ「仮説にすぎない」からです。" ― 33ページ




ショッキングなタイトルに負けないほど、インパクトの強い内容。
みんなが動かぬ真理としているもののほとんどは、実は仮説なんだそうです。

著者は東大物理学科卒の専門家ですが、科学に疎い人にも読めるよう、わかりやすい言葉で説明してくれています。
プロローグに記された「飛行機が飛ぶ理論は誰にも証明できていない」という事実に驚き、興味をもって、最後まで一気に読めました。

随所に「解説すると長くなるので省きます」という添え文があり、わかりやすさを優先したことで専門的説明が相当省略されているとわかります。

科学や歴史はクリアな真理ではなかったというのは、衝撃的。
すべては人が述べてきた説であるため、時代や環境によってその意見が支持されたり否定されたりするというわけです。

数学は、定理や公式が存在し、証明できる概念ですが、あくまで頭の中での話。
科学は頭の中の仮説が頭の外の物理世界とどれだけ一致するかを問題とし実証する分野。
実はこの二つ、大きな違いがありました。

思いこみや常識、前例、先入観などで無意識のうちに作り上げていた固定観念が、科学研究の妨げになったり、人々が生きていく上での足かせになっているというのです。

真理だと思っていたことが意外にも仮説だったと次々に紹介されていき、科学を身近に感じながらおもしろく読めました。

posted by Lily at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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