2014年03月28日

『チェコへ、絵本を探しに(私のとっておき)』谷岡剛史

絵本のような国の、絵本。



「チェコ絵本の魅力を語りはじめることは、終わりのない迷路に入り込んでしまうようなもので話が尽きることはありません。」 ― 150ページ



東欧の民俗カラーと洗練されたセンスが特徴的なチェコのデザイン。
ボヘミアングラスやレースだけではなく、絵本も独特で素敵なものがそろっています。

各国、各地方の絵本はそれぞれ違っており、その国の文化をわかりやすく表現しているものになっています。
チェコの絵本は素朴で温かく、自分の本棚に欲しいと思えるものばかり。
こういった絵本を読んで育つ子供たちがうらやましくなります。
絵本のカラーセンスやデザインは、大人でも心惹かれるレベルの高さ。
こういう絵本がたくさんあるカフェでは、時を忘れてくつろげることでしょう。

ひと言では簡単に表現できないチェコ絵本の魅力。
それは、国の複雑な歴史を反映した文化が反映されているから。
いろいろな統治下に置かれた時の文化の移り変わりが、今ではミックスされて、不思議な色合いを出しているのでしょう。

もぐらのクルテクや兵士シュヴァイクなど、日本に来ているキャラクターもいました。
本国では、カッパのようなキャラクターの水の精が有名だそうです。
絵本作家のズデネック・セイドゥルの作品は、アートワークと色彩がとても暖かく、芸術的でした。

著者はチェコ絵本に惹かれて、日本でチェコの本を中心に雑貨などのお店を開いている人物。
チェコのさまざまな情報が記されており、半分旅行ガイドブックになっています。 

たくさんのチェコ絵本を紹介しているこの本そのものが、インテリアとしてもすてきな一冊になっています。
posted by Lily at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域研究・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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